補助金申請支援

最適な補助金を選び、申請書類作成・受給までを認定支援機関である当社がトータルサポートいたします。補助金申請時のご支援だけでなく、事業期間中も経理処理のサポートを行い、確実な補助金支給のお手伝いを行います。また、補助金の申請期間は短期間のものがほとんどです。例年の募集期間などから告知開始時期を予測し、早め早めの対策をお手伝します。

主な補助金の種類

ものづくり補助金

ものづくり補助金(ものづくりほじょきん)は、企業のものづくりに関する取り組みを支援するための補助金制度です。主に製造業を中心に、新たな製品の開発や生産性向上のための設備投資、技術開発、人材育成などを支援することを目的としています。

  • 設備投資補助:新たな設備の導入や既存設備の近代化改造に対する費用の一部を補助する制度。製品品質向上や生産性の向上を図るための設備投資を支援。
  • 技術開発補助:新製品の開発や製品改良に関する研究開発費用の一部を補助する制度。革新的な技術開発や競争力の強化を目指す企業を支援。
  • 人材育成補助:新たな技術や知識を習得するための教育・研修費用の一部を補助する制度。企業の人材育成や人材の継続的な能力向上を支援。
  • 海外展開支援補助:海外市場への進出や海外展開にかかる費用の一部を補助する制度。企業の国際競争力の向上や海外ビジネスの促進を支援。

参考:ものづくり補助金総合サイト

補助金額

補助上限額 750万円〜5,000万円※

補助率:1/2もしくは2/3※

※補助上限額や補助率は下記3点によって異なります。

ものづくり補助金 基本要件

要件:※通常枠以外の枠は基本要件+申請枠ごとの要件を満たす必要がありますのでご注意ください。大幅賃上げに係る補助上限引上の特例を活用される事業所については、下記02、03に追加要件がございます。

すべての枠共通

01

事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加

02

給料支給総額を年率平均1.5%以上増加

03

事業場内最低賃金(事業場内で最も低い賃金)を地域別最低賃金+30円以上の水準にする

概要補助上限額補助率
通常枠
新製品・新サービス開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資
及び試作開発を支援

750万円~1,250万円
(下限100万円~)
2/3
(小規模、再生事業者)
1/2(上記以外)
回復型賃上げ・雇用拡大枠
業況が厳しい事業者※が賃上げ・雇用拡大に取り組むための革新的
な製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改
善に必要な設備等を支援。
※前期の課税所得がゼロ以下

750万円~1,250万円
(下限100万円~)
2/3
デジタル枠
DXに資する革新的な製品・サービス開発又はデジタル技術を活用
した生産プロセス・サービス提供方法の改善による生産性向上に
必要な設備・システム投資等を支援。

750万円~1,250万円
(下限100万円~)
2/3
グリーン枠
温室効果ガスの排出効果に資する取り組みに応じ、革新的な製
品・サービス開発又は炭素生産性※向上を伴う生産プロセス・サー
ビス提供方法の改善による生産性向上に必要な設備・システム投
資等を支援。
※炭素生産性=付加価値額/ エネルギー起源二酸化炭素排出量

エントリー 
750万円~1,250万円
(下限100万円~)
スタンダード
1,000万円~2,000万円
(下限750万円~1,250万円)
アドバンス
2,000万円~4,000万円
(下限1,000万円~2,000万円)
2/3
グローバル市場開拓枠
海外事業展開を目的とした設備投資等を支援。
3000万円(下限100万円~)2/3(小規模)
1/2(上記以外)
概要補助上限額
補助率
通常枠
新製品・新サービス開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資
及び試作開発を支援
750万円~1,250万円
(下限100万円~)

2/3
(小規模、再生事業者)
1/2(上記以外)
回復型賃上げ・雇用拡大枠
業況が厳しい事業者※が賃上げ・雇用拡大に取り組むための革新的
な製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改
善に必要な設備等を支援。
※前期の課税所得がゼロ以下
750万円~1,250万円
(下限100万円~)

2/3
デジタル枠
DXに資する革新的な製品・サービス開発又はデジタル技術を活用
した生産プロセス・サービス提供方法の改善による生産性向上に
必要な設備・システム投資等を支援。
750万円~1,250万円
(下限100万円~)

2/3
グリーン枠
温室効果ガスの排出効果に資する取り組みに応じ、革新的な製
品・サービス開発又は炭素生産性※向上を伴う生産プロセス・サー
ビス提供方法の改善による生産性向上に必要な設備・システム投
資等を支援。
※炭素生産性=付加価値額/ エネルギー起源二酸化炭素排出量
エントリー 
750万円~1,250万円
(下限100万円~)
スタンダード
1,000万円~2,000万円
(下限750万円~1,250万円)
アドバンス
2,000万円~4,000万円
(下限1,000万円~2,000万円)

2/3
グローバル市場開拓枠
海外事業展開を目的とした設備投資等を支援。
3000万円(下限100万円~)

2/3(小規模)
1/2(上記以外)

大幅賃上げに係る補助上限額引上の特例

条件を満たすと各申請枠の補助率を増額出来る特例です。
(特例適用対象外:回復型賃上げ・雇用拡大枠、各申請枠の上限に達していない、再生事業者、常勤従業員がいない)

・補助事業期間において下記2点の事業計画が作成出来ていることが必要です。
 ①給与支給総額※を年率6%以上増加する
 ②事業場内最低賃金が地域別最低賃金より初年度から45円以上増額し、その後も定期的に各年45円増額させる

・なお、補助事業期間後①②いずれか未達だと引上げ額分、返還しなければいけません。

※給与支給総額=全従業員の給与+役員報酬(福利厚生費や法定福利費、退職金は除く)

・補助上限の引上げ額

従業員規模によって加算額が異なります。

5人以下最大100万円
6〜20人最大250万円
21人以上最大1000万円

弊社で特例の適用に用いられる計画書の作成支援を行います。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、日本の中小企業や個人事業主を対象とした支援策の一つです。この補助金は、経済的な困難に直面している小規模事業者が事業を継続・発展させるための財政支援を行うことを目的としています。

  1. 資金支援: 事業資金や設備投資などに対して、一部を補助金として交付。
  2. 専門家支援: 経営相談やコンサルティングサービス、マーケティング支援、専門家の助言や支援があります。
  3. 研修・教育支援: 経営者や従業員のスキルアップを図るための研修や教育プログラムに補助金が充てられることがあります。
  4. 事業承継支援: 後継者の育成や事業承継に関する支援。

参考:小規模事業者持続化補助金サイト

補助率・補助上限額

申請類型一覧

類型概要
通常枠小規模事業者自らが作成した経営計画に基づき、商工会・商工会議所の支援を受けながら行う販路開拓等の取組を支援。
賃金引き上げ枠販路開拓の取り組みに加え、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上である小規模事業者
※赤字事業者は、補助率3/4に引上げ。
卒業枠販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし小規模事業者の従業員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者
後継者支援枠販路開拓の取り組みに加え、アトツギ甲子園においてファイナリスト及び準ファイナリストに選ばれた小規模事業者
創業枠産業競争力強化法に基づく「特定創業支援等事業の支援」を受け、販路開拓に取り組む創業した小規模事業者

補助金の対象者

法人・個人事業主・特定非営利活動法人が対象です。

商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)常時使用する従業員の数 5人以下
宿泊業・娯楽業常時使用する従業員の数 20人以下
製造業その他常時使用する従業員の数 20人以下
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)
常時使用する従業員の数 5人以下
宿泊業・娯楽業
常時使用する従業員の数 20人以下
製造業その他
常時使用する従業員の数 20人以下

また、下記全てを満たす事業者

① 資本金又は出資金が5億円以上の法人に直接又は間接に100%株式保有されていないこと(法人のみ)
② 直近過去3年分の各年又は各事業年度の課税所得の年平均額が15億円を超えていないこと
③ 本補助金の受付締切日の前10か月以内に、持続化補助金(一般型、低感染リスク型ビジネス枠)で

採択されていないこと(過去採択実績がある場合はお知らせください)

事業再構築補助金

事業再構築補助金は、企業や事業者が経営上の困難や課題を解決し、事業を再構築・改善するための財政支援制度です。通常、政府や地方自治体が提供する補助金の一つです。

  1. 経営困難な事業者への支援:収益減少や財務上の問題に直面している事業者を支援し、事業再構築のための財政的なサポートの提供。
  2. 技術改善や生産性向上の促進:新たな技術の導入や生産性向上のための設備投資など、事業の競争力向上に必要な取り組みを支援。
  3. 事業環境の変化への対応:法律・規制の変更や市場の変動により、事業が直面する課題に対して支援を行います。例えば、環境対策やデジタル化への対応など。

参考:事業再構築補助金サイト

事業再構築補助金の特徴

01

コロナ前後を比較して、売上(付加価値)が減少している必要がある ※グリーン成長枠以外

02

交付決定前の支出についても経費が認められる事前着手制度がある

03

ものづくり補助金にはない、建物費や広告費が経費として使える

申請枠概要
通常枠一般的な申請枠
大規模賃金引き上げ枠101人以上の従業員を雇用している企業が対象。賃金引上げ、従業員増員要件(雇用拡大)が申請要件。
回復・再生応援枠コロナにより売上が30%(付加価値額なら45%)以上減少している企業が対象。
最低賃金枠3 か月以上最低賃金+30 円以内で雇用している従業員が全従業員数の10%以上いる企業が対象で、賃上げ要件が伴う。
グリーン成長枠グリーン成長戦略「実行計画」14 分野に掲げられた課題の解決に資する取組であって、その取組に関連する2 年以上の研究開発・技術開発又は従業員の一定割合以上に対する人材育成をあわせて行うことが要件。
原油価格・物価高騰等緊
急対策枠(緊急対策枠)
原油価格・物価高騰等の経済環境の変化の影響により売上(または付加価値額)が減少している企業が対象。

申請要件

ほとんどの申請枠に共通する大きな要件は3つ

① 事業再構築指針に沿った取組みであること
② コロナにより売上(付加価値)が減少していること
③ 付加価値額が年率3%以上増加する計画であること

①事業再構築指針に沿った取組みであること

「事業再構築指針に沿った取組み」というのは極端な言い方をすると「大胆な新しい挑戦を行う取組み」のことを指します。

この「新しさ」の定義が3つあると解釈しています。

  • 新しい製品/サービスを提供すること(製品新規性)
  • 新しい市場に進出すること(市場新規性)
  • 新たな事業で売上が得られること(売上要件)

※そのため単なる既存事業の延長といった内容は採択が厳しくなります

※詳しくはこちらのリンクから「事業再構築指針の手引き」をご覧ください。

②コロナにより売上が減少していること

2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、新型コロナウイルス感染症拡大期以前(2019 年1月~2020年3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少していること。

コロナにより付加価値額が減少していること

2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計付加価値額が、新型コロナウイルス感染症拡大期以前(2019年1月~2020年3月)の同3か月の合計付加価値額と比較して15%以上減少していること。(付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費)

③付加価値額が年率3%以上増加する計画であること

  • 付加価値額は①営業利益②人件費③減価償却費の合計
  • この合計値が補助事業終了後3~5 年で年率平均3.0%以上増加
  • または、従業員一人当たりの付加価値額が年率平均3.0%以上増加する

IT導入補助金

IT導入補助金は、企業や団体が情報技術(IT)の導入や活用を目的として行う投資に対して、政府や地方自治体などが補助金を提供する制度のことを指します。

  1. ハードウェアやソフトウェアの導入補助:新しいコンピューターシステムやソフトウェアの導入に対して一部の費用を補助。
  2. セキュリティ対策の補助:情報セキュリティ対策のためのハードウェアやソフトウェアの導入に対しての補助。
  3. ネットワーク環境整備の補助:高速インターネット接続の整備やネットワーク機器の導入に対しての補助。
  4. IT人材育成の補助:ITスキル向上のための研修や教育プログラムに対しての補助。

参考:IT導入補助金サイト

事業の目的

通常枠(A・B類型)
中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、みなさまの業務効率化・売上アップをサポートするものです。
自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図っていただくことを目的としています。

セキュリティ対策推進枠
中小企業・小規模事業者等のみなさまがサイバーインシデントが原因で事業継続が困難となる事態を回避するとともに、サイバー攻撃被害が供給制約・価格高騰を潜在的に引き起こすリスクや生産性向上を阻害するリスクを低減することを目的としています。

デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
中小企業・小規模事業者等のみなさまが導入する会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの経費の一部を補助することで、インボイス対応も見据えた企業間取引のデジタル化を推進することを目的としています。